ローン関係用語

モルゲージローンの最終見積書。その前にもらうLE (Loan Estimate)と比較し、ローンの種類や期間、その他の条件や情報が間違っていないかどうか確認できる。サンプルは下記のリンクで参照。 https://www.consumerfinance.gov/owning-a-home/closing-disclosure/

銀行振込小切手。その金融機関の支払保証されたオフィシャルチェックでパーソナルチェックと異なる。通常、個人口座にある金額をその金融機関自体の口座に移して発行するため、支払いが保証されている。オフィシャルチェックとも呼ばれる。

支払保証小切手のこと。その金融機関の支払保証されたオフィシャルチェックでパーソナルチェックと異なる。キャッシャーズチェックとの違いは、個人口座にある金額をその金融機関が証明して発行するチェックで、受取人がデポジットすると個人口座から直接金額が支払われる。いくつかの金融機関では、キャッシャーズチェックではなくサーティファイドチェックしか発行しないところがあるが、基本的に金融機関が確認保証して発行するオフィシャルチェックなので、キャッシャーズチェックと同じ扱いになる。

キャピタルゲイン (売却益) に課税される税金。売却価格から購入価格、修理費、その他の経費を引いて出た売却益は、売り手個人の収入課税枠によって連邦税と収税で課税される。もし過去5年間のうち2年間を自宅として居住していた場合、夫婦で50万ドル単身で25万ドルまでの連邦税控除が受けられる。

連邦住宅抵当公庫(FNMA:通称「ファニーメイ」)や連邦住宅金融抵当公庫(FHLMC:通称「フレディマック」)の基準に適合し、買取を保証するローン。コンフォーミングローンはファニーメイ(FNMA)とフレディマック(FHLMC)の規定するローン限度額以下と定められており、対象物件の地域および対象物件内の居住世帯単位の数により異なる。

連邦住宅金融抵当公庫のこと。通称フレディーマック。株式で運営されながらも米政府の管理下にある特殊法人。主要な業務は、民間金融機関に対する住宅ローン債権の保障業務。Conforming Loanと呼ばれる上限額が決まった買取保証のローンを民間企業から買取り、RMBS (Residential Mortgage-Backed Security (住宅ローン担保証券) などにして発行売却等を通して、モルゲージローンの流通市場を支える。Freddieは中小金融機関のローンを買い取る。

連邦住宅抵当公庫のこと。通称ファニーマエ。株式で運営されながらも米政府の管理下にある特殊法人。主要な業務は、民間金融機関に対する住宅ローン債権の保障業務。Conforming Loanと呼ばれる上限額が決まった買取保証のローンを民間企業から買取り、RMBS (Residential Mortgage-Backed Security (住宅ローン担保証券) などにして発行売却等を通して、モルゲージローンの流通市場を支える。Fannie Maeは大手金融機関のローンを買い取る。

差押え。住宅ローンの返済が不可能になる、あるいは固定資産税、HOA費用など支払が滞り、一定期間を超えると抵当権実行のため物件は差押えられ、競売にかけられる。

物件の資産価値を活用した有担保型ローン。物件の評価額から住宅ローン等の借入残高を差し引いた残りの部分(エクイティ)の価値に対して融資を受けられる住宅担保ローン。

ホームイクィティラインオブクレジット。物件の資産価値を活用した有担保型ローン。物件の評価額から住宅ローン等の借入残高を差し引いた残りの部分(エクイティ)の価値に対して融資を受けられる住宅担保ローン。合意した期間内(通常10年間)に借入れ限度額内の金額をクレジットカードのようにいつでも引き出しができるローン。

Non Conforming Loan (ノンコンフォーミングローン)。連邦住宅抵当公庫(FNMA:通称「ファニーメイ」)や連邦住宅金融抵当公庫(FHLMC:通称「フレディマック」)の基準に適合し、買取を保証するコンフォーミングローン限度額を超えた高額のローン。

モルゲージローンの見積り。ローンの種類や金額、期間などを確認できる。サンプルは下記のリンク。https://www.consumerfinance.gov/owning-a-home/loan-estimate/

先取り特権(HOA費、税金等の債権)、留置権(修理改築費用等の債権)、抵当権(住宅ローン債権)など物件を担保にした債権。物件購入前に必ず確認した方がよい。

不動産を担保にした抵当権のこと。貸付金であるLoan(ローン)と同義で使われていることも多いが、正確には、モルゲージは抵当権のことで、モルゲージローンが住宅ローンのこと。

約束手形のような借入証書のこと。Note (ノート) とも言い、ローン関係のノートは借入証書のことで、ノートブックではない。

元本と利息のこと。月々のモルゲージローンの支払いを示す時によく使われる。

モルゲージローンのディスカウントポイントとは、前払い金利のこと。ローン金利を下げるためにポイントを購入し、クロージングの時に支払うことで、安い金利を得ることができる。1 Pointは借入額の1%。ただし、1pointで何%金利が下がるか、どのローン商品でどの期間のものならどのくらい支払額が減るか、などは個々のケースで異なるので、専門家に相談が必要。

プライベートモルゲージ保険。住宅ローン借入で頭金が20%以下の場合に金融機関がかけてくる保険で、月々の住宅ローンに加算される。ローン借入額によってこの月々の保険額も異なる。ローン残高が物件の価値の78%以下になると、このPMI保険を解約できる。もしPMI保険を支払いたくない場合、セコンドモルゲージを借入れて頭金を増やす、等の方法がある。

住宅ローンの仮承認証。クレジットリポートや収入証明等の書類提出によってローンオフィサーにいくらまでのローン借入が可能かと証明してもらう書類。

差押えで競売にかけられた物件を金融機関が買い戻して、売り手として売り出すこと。Bank Owned.

主たる住宅ローンの補助、あるいは現金を引き出すためなどで借りる第二のモルゲージローン。住宅購入のための頭金が足りないため、セコンドモルゲージを借りて現金を引き出す、あるいは子供の大学資金などを調達するために物件のイクイティ(含み資産)に対してHome Equity LoanyやHELOCなどを借りるのもセコンドモルゲージになる。通常セコンドモルゲージはファーストモルゲージの支払受取権利の次に位置するためにリスクが高く、その分利息も高め。

民間金融機関が貸し出すモルゲージローンの売買を行う第二市場のこと。金融機関によっては、ポートフォリオローンとして自社で持ち続けるローンもあるが、多くの金融機関は一般消費者に貸出したローンを第二市場で売り、それらのローンは様々な形で売買される。住宅ローンで住宅購入後、しばらくして金融機関からあなたのローンは別会社に売却されたので別会社からローンの請求が来ます、というような通知が来ることも珍しくない。

ローンや保険の審査官。ローンなどの金融商品販売の個々のケースのリスクをガイドラインに沿って査定し、承認するかどうかを決定する。

主に、投資物件のキャピタルゲイン課税の繰り延べができるシステム。米国税務庁IRSの、Internal Revenue Code(IRC)セクション1031にあるシステムなのでこう呼ぶ。投資不動産の所有者は、物件を売却し、その売却益を、特定期間内に「同種の」不動産に投資すれば、キャピタルゲイン税を繰り延べできる。